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執筆者の写真Nakamura Mineo

桂枝湯を飲む時のコツ


「漢方の本(傷寒論)で、漢方薬(桂枝湯など)を効かせる為に食べてはいけない食品が書かれています」

葛根湯と同じくらい有名な漢方薬に、「桂枝湯(けいしとう)」があります。桂枝(シナモン)が入っていますものです。傷寒論の弁太陽病脈証并治 上の第十二章に

禁生冷粘滑肉麺五辛酒酪臭悪等物

...

<生冷粘滑肉麺五辛臭悪等の物を禁ず。>

(病んでいる間は、生もの、温かくないもの、粘りのあるもの、油もの、肉類、麺類、辛味の強いもの、酒、乳製品、においの強いもおなどを食したり飲んだりしてはいけない。)

この意味が良く解らなかったのですが、中神琴渓(なかがみこんけい:江戸時代後期の人)の生生堂雑記という本を読んでいて理解できました。

何故、傷寒(風邪)の時に禁忌(食べてはいけない)のか

もともと傷寒論は中国の書物だから、その国風にしたがって禁忌が決めてあり、わが国の風俗を考えて書かれていません。例えば、中国のお酒はモチ米で作られますし、その味はとても濃厚です。酪(らく)とは牛や羊の乳で作ったもので日本にはもともとありません。肉麺とは鶏や豚の肉を細かくして蕎麦切りの様にして食べます。油膩(ゆじ)とは牛や豚の油を食べ物に混ぜて食べるものです。


桂枝湯 札幌 漢方 薬局 風邪

<お問い合わせ先> 札幌市白石区南郷通7丁目北5-1 駐車場有 有限会社  中村薬局 認定薬剤師 中村峰夫   011-861-2808 https://www.kanpo-nakamura.com/ ☆野菜・果物、調理法について詳しく知りたい方☆ は「マカリイズマーケット 青果部 http://maccali-inc.com/

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