• Nakamura Mineo

2019年 北海道知事選


2018年の年の瀬も押し迫ったこの時期に、未だに北海道知事の候補が出てこない。

野党から、逢坂誠二君の名前が出てきています。

逢坂君は、予備校、大学(北大薬学部)で一緒でした。

薬剤師の国家試験にも合格した同級生です。

私は北海道大学薬学部の同窓会で、常任幹事をしています。

また、北海道大学全体の同窓会、エルム会もあります。

そこで、マクドナルドの創業者、藤田田さんの著書「ユダヤの商法」という本の内容を思いだす。

78.ソロバンが合えば共産党へも金を出せ

私は、昭和四十二年の総選挙で、東京四区から立候補した松本義明君を応援した。ご承知のように松本君は共産党の成長株である。この選挙で松本君は見事に当選し、十八年ぶりに東京都に共産党代議士の議席をもたらしたのである。

私が松本君を応援した、といっても、マイクを持って街頭を走りまわったわけではない。私はきわめて商人らしく、いくばくかの選挙資金を用立てたのである。

私は松本君は大阪の北野中学から東京大学法学部まで、机を並べてきた仲である。もっとも、学生時代から松本君は共産党へ入党し、一方の私は保守陣営から金を引き出して東大自治擁護連盟を作って対立していた。

当時、私はGIスタイルで登校し、松本君たちから、 「G・H・Qのまわし者!」 と決めつけられ、私は私で松本君たちを、 「売国奴のマルキストども!」 とやり返していた。

その後、私は政治から遠ざかり、松本君は司法試験にパスして弁護士を開業し、彼のいう「人民大衆のために政府官憲と戦い」ながら、一貫して共産党員として活躍を続けていた。

私は貿易商としていささか名を知られてからは、旧友として、松本君に法律の解釈や訴訟問題で時おり相談に乗ってもらうようになり、中学や大学の同窓会で顔を合わせては、談笑するような間柄だった。

その彼からの申し入れで、私は選挙資金の一部を用立てただけであり、だからといって、私が松本君に説得されて共産党バンザイ、と軍門にくだったわけではない。それもこれも、あくまで、ソロバンづくでのことである。

そのことを唯一の反共側の人間として招待された松本君の当選祝賀会の席上で、私は、ハッキリ述べた。

その時の模様を述べてみよう。

79.金儲けにイデオロギーはいらない

松本君は彼の当選祝賀会の席上、私のことを参加者にこう紹介した。

「ここにご出席をいただいた皆さんは、ただ一人除いては、皆、私と考えを同じくする側の人たちであります。 そのただ一人の反共側の立場の支援者が、この藤田氏であります ー 」

私は紹介され、マイクの前に立った。

簡単に祝辞を述べたあとで、私は、反共側でありながら、なぜ、松本君を応援したかをしゃべった。

「現在、世界はアメリカを中心とする自由陣営とソビエトを中心とする共産主義陣営に二分されています。

ご承知のように、日本はアメリカにベッタリくっついている情勢であります。私はこの状態はまだまだ続くと思いますし、続いてもらいたいと思っています。

というのは、日本にとっても、私自身にとりましても、あと百年ぐらいは日本がアメリカにくっついていた方がトクだからであります。そのためにも日本の共産党はもっと議席を増やしてもらいたい、と念願いたしております。

なぜかと申しますと、日本国内に協賛陣営側の政党があり、それがあるていど強くて、日本の政治をアメリカの言いなりにならないようにする方向に作用しておればおるほど、アメリカは日本に甘い顔をし、手をさしのべざるをえないのであります。

日本へ無愛想な顔をして、日本がソ連の方へ傾いたらそれこそ大変だからであります。そのアメリカの甘い顔がもたらす甘い汁を、たんまりといただくのが私の商売であります。日本がダダをこねればこねるほど、アメリカは日本を大切にしてくれます。

つまり、日本という体の中に、共産党というバイ菌がいて、それが暴れるほど、アメリカという医者は日本へ良薬を与えてくれるのであります。

そのダダをこねる役割り、バイ菌の役割り、私は、日本の共産党にそれを期待しているのであります。

私が松本君に選挙資金を一部融通したのは、ソロバンづくでの私の商売にほかならないのであります。

松本君は当選し、みごとにバイ菌のひとつとして培養されました。私の投資は成功したのであります」

・あたりまえの原則 冗談と取ったか、本音と聞いたか、それは私にはわからないが、私のあいさつに万雷の拍手があったことだけは事実である。

商人は利益をあげればいい。イデオロギーなど無用の長物にすぎない。

80.低能政治家は国賊だ

日本の政治家は、日本が後進国であるという見本みたいなものである。そうせ悪いことをやるなら、国のためになるような悪いことをしてもらいたい。

ドイツのヒットラーは、ユダヤ人を殺しまくった狂人だが、彼は国民にアウトバーンという自動車道路と、ポルシェ博士に作らせたフォルクスワーゲンという名車を残した。アウトバーンは国民の勤労奉仕で、タダで作ったのである。道路はタダでつくる ー こんなにすごい政治があるだろうか。

それにくらべると、戦後は輸出振興を叫び、輸入業者を国賊あつかいしていた無能政治家が、いつのまにか、今度は輸出業者をドルが溜まりすぎるといって、国賊あつかいするようになってきている。

商人は絶対にはなれない。国賊はむしろ低能政治家だ。全部は政治家の責任である。



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