top of page
  • 執筆者の写真Nakamura Mineo

医療に必要な3つの目とは



AGE測定 札幌 糖化 中村薬局 3つの目 医療

医療に必要な目には、3つあります。それは

*体全体を診る   鳥の目 マクロを見る能力

*臓器・細胞を診る 虫の目 ミクロを見る能力

*病気の流れを診る 魚の目 過去から未来へ変化する流れを見るセンス

今の医療の欠点は、「虫の目」に特化しすぎて医療は細かい診療科目が増えてしまい、

担当の専門診療科目以外は、

「判りません」

「どこも悪くないです」

「様子をみましょう」

となります。

これには、理由があります。

“自分の専門診療科目で診て”「どこも悪くないです。検査も正常です」

と言う表現が本当の意味なんです。

つまり、今の医療は身体全体を診る「鳥の目」を持っていないので、この様な表現になります。

今の医療は小さなものを測る「ノギス」の精度を競う状態に似ていて、その「ノギス」で身体全体の身長を測ったりするのには不適ですよね。

これは、テレビ番組、バラエテイで健康番組が多いですが、「主治医が見つかる診療所」などを観て気が付きました。

大体のパターンですが、

最初は些細な気になる症状が出て、そのうちに具合が悪くなり、病院にかかるが「検査ではどこも悪くないです。様子をみましょう」となります。その後、症状がはっきり出てきて、ここから何件も病院の受診がはじまりますが、どこも「検査では異常が見つかりません。様子をみましょう」が連続して続きます。そして、何件も病院を変えて、最後にその病気を見つけてくれる先生と出会うストーリーです。

 視聴者は、その最後の先生に直接行けば、そんなに苦しまなくとも済んだのにと思い、その先生が名医になってしまいます。

 これにも理由があります。

自分の専門診療科目にぴったりの患者さん(病気)が来られると診断が付く

と言う事です。

医師が病気を見つけてくれたのではなく

患者が病気を見つけてくれる医師を見つけた。

つまり、主語が違うのです

患者さんとしては、

医師は、身体全体を診る「鳥の目」を持っていると思っていますが、実は、自分の専門診療科目しか見えない「虫の目」しかもっていません。その先生が名医ではなく、自分の病気を見つけてもらう為に、最適の診療科目と専門医を見つけられた患者さん、家族の努力の結果なんです。

例えば、糖尿病の治療の場合、何で糖尿病の治療をするのかと言いますと、血管と神経に糖化が進み、それらの臓器にAGE(終末糖化産物)が酵素や細胞の蛋白質の変性を起こす事で、失明(糖尿病性網膜症)、腎臓(透析)、心臓(狭心症など)が起きない様にすることです。

ですが、糖尿病の治療は、血糖値、HbA1c(糖化ヘモグロビン)の数値を下げる事に重点をおいていますが、本当の根本的な治療としては、糖化を止める、若しくは改善する事になります。今後の病気の変化や予想がフローの目、魚の目になりますが、これが不足しているために、ちゃんと糖尿病の薬を真面目に飲んで、血液検査でも褒められても、糖尿病が進行して起きる3大疾患の失明や腎臓透析、狭心症や心筋梗塞が発生してしまいます。

そこで糖尿病の治療をしている方の中で、視力が急に悪化して眼科受診の人も居ます。そうしますと、内科で糖尿病を診てもらっていても、眼科は眼科で診てもらいます。また原発の肺癌の患者さんのケースでも肺がんの治療だけで安心しても、肺がんは脳に転移をしやすいので、早期発見・早期治療に気を使うべきですが、実際は頭痛や眼の異常などから発見されて治療する事も多いです。もちろん、因果関係は有りますよね。でもそれぞれの担当医に診てもらって、鳥の目・魚の目の主治医不在になりかねません。

私は、そこで

*体全体を診るマクロの目 鳥の目は 東洋医学

*臓器や細胞レベルのミクロの目 虫の目は 西洋医学

*過去から未来への体調の変化と予防の流れの目 魚の目は 食の知恵

の3つの目を医療に取り入れております。

一つの目だけで見ていますと、遠近感もですし、立体的に見る事もできません。虫の目で鳥の目を代用しても、ぼやけて天地が逆転して見えたりしますし、水を虫の目で見ても流れは見えません。

私は今の医療の課題や欠点の補完的な方法を模索しております。

自称

医療に必要な3つの目を持つフリーランス認定薬剤師

<お問い合わせ先>

札幌市白石区南郷通7丁目北5-1

有限会社 中村薬局   認定薬剤師 中村峰夫


閲覧数:1回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page