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  • 執筆者の写真Nakamura Mineo

多剤併用と転倒リスク


アメリカの医師で、2010年には「TIME」誌の「世界で最も影響のある100人」にも選ばれたアトゥール・ガワンデ氏は、著書「Being Mortal」(邦訳「死すべき定め」みすず書房)の中で、「4種類でも危険」と言うデータを出しております。


<転倒のリスク>

*バランスが悪い

 *4種類以上の処方薬を飲んでいる

 *筋力低下

 この3つのリスクがまったくない高齢者の場合、1年間に転倒する確率は12%

 この3つのリスクがすべてある高齢者の場合、1年間に転倒する確率はほぼ100%

アメリカでは、年間35万人の高齢者が転倒し、そのうちの40%がナーシングホーム(病院と介護施設の中間的な医療施設)に入る事になり、20%の人は歩けなくなるとのことです。

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