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執筆者の写真Nakamura Mineo

病気の本質は老化

病院に通われて、治療を受ける時、元に戻ることを願います。

ですが、殆どの病気は、元に戻りません。


検査数値だけ基準値の範囲の中で納まるようにするか

苦痛の緩和が目的になっています。

ですから、薬物治療は長く続けることが基本になります。



例えば、高血圧。収縮期血圧が140以上、拡張期血圧が90以上が目安になります。

何故、血圧は高いといけないのでしょうか?

スポーツなどで血圧がこの基準値以上になることは頻繁に起きます。

つまり血圧が高いことが悪いので無いのです。

血圧は、血管の硬さの指標に使われます。つまり動脈硬化の目安なんです。

ですから動脈硬化が進むと、日常的に血圧を高くしないと末端まで血液が届けられない状態なのです。それを血圧の数値だけを基準値範囲内に収める治療だけをしていますと脳や目の細かい血管まで血液が届きにくくなりますので、ふらつきなどが起きやすくなります。

血圧を下げることで、動脈硬化が改善はされません。


動脈硬化は、ある意味、老化の指標になります。

今の医学では、老化を改善する事はできませんので、少なくとも老化スピードを遅くする程度がなんとか可能になりつつある状態です。


他に、動脈硬化になる高脂血症(コレステロールや中性脂肪が高い)、糖尿病(身体は基本的に蛋白質で出来ていますが、糖化で蛋白質が変性を起こし機能がちゃんと出来なくなります)がありますが、これらも老化と絡んでいます。


私は、老化を

*酸化

*糖化

*慢性炎症

の3つの指標で診ることが出来ると考えております。


つまり、今の殆どの病気は老化と表裏一体の関係にありますので、これらの老化の3つのファクターを根本的に軽減するお手当(食事も含めて、漢方薬など)が有効な理由です。

再発防止や治療効果を上げる隠し味的な意味合いです。


<お問い合わせ先>

札幌市白石区南郷通7丁目北5-1

 有限会社 中村薬局

 認定薬剤師/臨床薬剤師  中村峰夫


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