臨床医学の基本は、西洋医学になっています。
多くは、検査数値や画像診断からの治療になります。
数値での判断は、物差しで測るのと同じく、増えた、減ったでします。
これが1次元的な医療です。
次に体調や体質からアプローチする医学に「漢方医学」(日本伝統医学、和方)があります。
単に漢方医学だけですと、西洋医学の時と同じく、1次元的な医療になりますが、西洋医学と組み合わせる事で、2次元、つまり線から面、平面に広がっていきます。
最後に、今の疾患、例えば、糖尿病、高血圧、高脂血症、循環器疾患、肝臓疾患、ガンなどは、食生活との関係が深いと言われています。ですが、この「食」から根本的に治療や予防する事が抜けている事が多く、西洋医学、漢方医学、そして食を組み合わせて臨床医学、予防医学にアプローチする事で、立体的、3次元的に患者さんや疾患を捉える事が可能になります。
その立体的な医療、3次元的な医療を提供、提案できます所は未だに少なく、先日、母校の北海道大学薬学部での講義でも一つのテーマでお話しをしてきました。
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